「日本ダービー・Ｇ１」（２８日、東京）

　汚名返上へ。皐月賞９着からの反撃を期すカデナが１０日、栗東坂路で４Ｆ５５秒５－３９秒９－１２秒６を計時。主戦の福永を背に、活気あふれる動きで好調をアピールした。指揮官は「気分良く、サッと上げてほしいと指示。その通り。いい動きだったね」と内容に合格点を与えた。

　前回は再度の長距離輸送を考慮し、１週前に実質的な追い切りを消化。当週は余力残しで臨んだが「この馬としてはイレギュラーなパターン。真面目な性格だから、１週前にスイッチが入ってしまったよう」と指揮官は敗因を分析する。同じ轍は踏むまいと、今回は１週前を軽めにし、当週にビシッと追い切る予定。「自然体に戻す。力さえ出せれば」と弥生賞馬の巻き返しを描いていた。