【皐月賞】ペルシアンナイト2着 同厩舎のワンツーは54年ぶり

 「皐月賞・G1」(16日、中山)

 首差で涙をのんだ。序盤戦を後方から運んだ4番人気ペルシアンナイトは、向正面でスルスルと進出。最後もインからしぶとく伸びたが、悔しい2着だった。「悲しいです。1角と3~4角でゴチャついた。直線はいい伸び。初の2000メートルにも対応できたけど」とM・デムーロはやや沈んだ表情で銀メダルを振り返る。

 くしくも勝ち馬は同じ池江厩舎。63年の尾形藤吉師(メイズイ→グレートヨルカ)以来54年ぶりのワンツーに「“親子丼”て言うんですね」と指揮官からは自然と笑みが漏れる。「ダービーに行きますよ。3頭出しですね。“3段重ね”を狙います」。毎日杯2着の良血サトノアーサーを加えた強力布陣。競馬の祭典での“ワンツースリー”も決して夢ではない。

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