【皐月賞】ファンディーナ夢散7着…69年ぶり快挙ならず「総合的に力負け」

 「皐月賞・G1」(16日、中山)

 半世紀以上にもわたる歴史の重みが全身にのしかかる。69年ぶりとなる牝馬Vを目指した1番人気のファンディーナ。直線入り口で先頭へ躍り出たが、残り1Fで首位争いから脱落していく。最後は力尽き7着。牡馬一線級の壁は厚かった。

 岩田が消え入るような声で振り返る。「好位で流れに乗って競馬はできた。4角で先頭に立つまでは良かった。もまれた経験がないのも頭に入れていたんだけど…」。好発からスムーズに展開し、ソツのないレースぶり。それだけにショックは隠し切れない。

 4戦目での初黒星に「甘くはなかったですね」と肩を落としたのは高野師。「ジョッキーも“大きな不利はなかった”と。(時計の速い)馬場、メンバーを含め、今までとは違ったということ。総合的に力負け」と素直に敗戦を受け入れる。パドックから高めだったテンションも「能力を阻害するほどのイレ込みではない」と冷静に分析した。

 それでも勝ち馬とは0秒5差。「いい経験になったはず。無事なら走ってくる馬」とまだ反撃の機会は残されている。次走は馬の状態を見ながらオーナーと協議後に決定するが、ダービー参戦の可能性を問われた指揮官は前向きに「あります」と答えた。オークス(5月21日・東京)か、それともリベンジへとかじを取るのか。その動向が注目される。

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