【桜花賞】ソウルスターリング輸送問題なし!桜の女王へ万全

 「桜花賞・G1」(9日、阪神)

 決戦前日の8日午後1時前、ソウルスターリングは阪神競馬場に到着した。

 しとしとと降り続いた雨が一時やみ、うっすら明るくなった空が笑顔で大本命馬を出迎えた。手島厩務員に導かれ、馬運車を降りると立ち止まって周囲を見渡す。3度目の景色を確かめると納得したように馬房へ入った。

 約9時間の輸送も全く苦にしたそぶりはない。その堂々とした姿に、これまでも数々の名馬を手掛けてきたベテラン厩務員は「3度目の阪神だし、前回と同様すごく落ち着いています」と目を細める。5日の計量で馬体重は482キロ。「前走(476キロ)と同じくらいで出せると思いますよ」と万全を強調した。

 同じ舞台で行われた阪神JF、チューリップ賞は他馬に付け入る隙を与えないレースぶり。今回、唯一立ちはだかる壁といえば経験がない道悪での競馬が予想されることだろう。

 「雨粒が当たるだけで嫌がる馬もいるけど、この馬は大丈夫。(パワー型の多い)欧州血統だし、こなせると思いますよ」と同厩務員。9日の予報は、雨から晴れへと変わった。伏兵の台頭を許しかねない極悪馬場は避けられそうだ。天も味方につけ、2歳女王は桜の女王へと突き進む。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス