【ボート】近江翔吾が自身3回目の優勝

「一般タイトル戦」(29日、児島)

 新エンジン2節目のタイトル戦は、1号艇の近江翔吾(23)=香川・107期・A2=がインから逃げて優勝。10走オール3連対の好成績で通算3度目の優勝を飾った。しっかりと枠を主張して1コースを取りきった近江がコンマ12のS。「進入でエンストして焦った。それがあるのでうれしさは半分。Sは入っていると思って全速。1Mは落ち着いて一番いいターンができた」と初めての逃げでの優勝を振り返った。

 前期は勝率5・73でA1キープはならなかったが、期末のとこなめで優勝戦2着。「前期の終わりに優出してから調子がいい」と今期に入ってからはA1ペースで3優出V2の快進撃。「今年はA1に復帰することと、SGの出場権を獲ることが目標。まずは四国地区戦(2月19~24日・鳴門)。優勝すればここに戻ってくることができる」と、児島のSG・ボートレースクラシック(3月15~20日)出場を大きな目標に掲げた。

 近江は大阪出身、香川支部所属のイケメンレーサー。表彰式には若い女性ファンが駆け付け、直接花束を手渡し、感激のあまり涙ぐむ場面もあった。初優勝は13年12月鳴門で6コース。2度目は昨年11月まるがめで3コース。「予選トップで準優1着。逃げて優勝したかった」と児島でV3。瀬戸内で着々と力を蓄えた近江が、17年は全国区へ羽ばたいていく。

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