【ボート】深川SG初制覇 優勝戦も妥協なし!6号艇から2コース奪取

 「ボートレースダービー・SG」(29日、平和島)

 6号艇の深川真二(43)=佐賀・71期・A1=が果敢に2コースへ動き鋭く差して優勝。デビュー26年目、5回目のSG優出で悲願の初制覇を飾った。優勝賞金3500万円を獲得。賞金ランク84位から9位にジャンプアップ。2着は1号艇の魚谷智之、3着には2号艇の白井英治が入り、3連単は2万7170円の波乱となった。

 コース取りで妥協しない。その信念を貫いた深川が、ついにSGで頂点に立った。6号艇で臨んだ5回目のSG優勝戦。S展示は4コース、本番では2コースを奪い取った。「僕の仕事は内。起こし位置は浅い方だったし、気にならなかった」。走り慣れたポジションからコンマ14のトップSを放ち1Mはこん身の差し。1周2Mで先マイすると、その後は魚谷の猛追を振り切った。ゴールに真っ先に飛び込むと「何かせにゃいかんかな」と右手人差し指を立てて、SG初制覇を喜んだ。

 「何も考えず、自分のレースを貫いただけ。うれしいけど、ただの1等」と淡々と栄光のゴールを振り返った。今年は序盤からリズムが悪かった。「不調でも気にしないんじゃなくて、気にならない」とうそぶきながらも、「何で1等が取れないんだろう」というもやもやもあったが、歴代7位となる43歳4カ月での高年齢SG初優勝で一気に吹き飛んだ。

 賞金ランクは84位から9位と大幅にジャンプアップ。年末のグランプリ初出場も当確だ。「まずリフレッシュしてから、年末に向けて峰選手と盛り上げて行きたい。峰選手が1号艇で僕が6号艇になったときでも(前付けに)行きますよ」。ダービー王になっても、自らのスタイルを変えるつもりはない。ボート界では希少になった個性派が、年末の舞台でも進入からスタンドを湧かせてくれるはずだ。

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