【秋華賞】カイザーバル軽快 母が届かなかった夢叶える
「秋華賞・G1」(16日、京都)
いざ本番へ。カイザーバルは13日、栗東CWで最終リハ。馬なりながら軽快な動きを披露し、4F52秒4-39秒0-12秒3をマークした。岸本助手は「きょうは単走でサラッと。体調を整える程度ですね」と仕上げに胸を張る。
前走のローズSは馬場状態が悪い状況で小差3着と力を見せつけた。「春よりも精神的に成長してくれています。そういう成長があって、前走のような馬場でもこなしてくれているんでしょうね」とたくましさを増した姿に目を細める。本番へ向け、「京都の内回りは(ペースが)流れるだろうし、折り合いの心配もないですしね。上積みもあって、いい勝負をしてくれるのでは」と期待を込めた。
母ダンスインザムードは04年秋華賞で、1番人気に推されるも4着に敗れた。母が届かなかった夢をかなえるとともに、産駒初のG1タイトル奪取を決める。