【ボート】“エース”浜野谷意地見せる

 「トーキョーベイカップ・G1」(14日開幕、平和島)

 平和島ボートの開設62周年記念「G1・トーキョー・ベイ・カップ」は14日から6日間の日程で開催される。豪華メンバーの競演でトリプルドリーム戦が組まれており、浜野谷憲吾、松井繁、山崎智也がそれぞれ中心を担う。地元勢では3月に平和島で行われたSGクラシックで優出した中野次郎に熱視線だ。

 今年も豪華なメンバーがそろった。昨年12月の61周年に続いて、今回もトリプルドリーム戦が行われる。その中でも初日メイン12Rの「平和島周年覇者ドリーム」は、56周年(中島孝平)から61周年(松井繁)を制した6人がズラリと名を連ねており見逃せない1戦となりそうだ。

 シリーズをリードするのはやはり地元・東京勢だろう。“東都のエース”浜野谷憲吾が意地を見せる。61周年はFに散り、3月のSGクラシックは予選敗退と振るわなかっただけに、ここは面目躍如といきたいところ。中野次郎はクラシックでは東京支部だけではなく関東勢からただ一人優出と気を吐いた。周年V2など、当地では無類の強さを発揮する。クラシックに出場できなかった石渡鉄兵、斉藤仁の気合駆けにも期待が集まる。

 強敵は大阪勢だ。松井繁は以前「平和島は苦手」と公言していたものの、61周年で平和島での初優勝を飾ると、クラシックでも優出とイメージは一変している。一昨年5月の60周年を制した太田和美に、石野貴之と実力者が腕をぶしている。

 昨年のMVP・山崎智也は近況の平和島ではひと息で、クラシックでも予選クリアできなかった。しかし、4月にG1ダイヤモンドカップ(桐生)を制して上昇ムード。ここ一番での勝負強さも健在だ。クラシック準優でFに散った今垣光太郎の奮起にも注目したい。

 市川哲也(00年)、茅原悠紀(14年)と当地でのグランプリ覇者も侮れない。ベテラン勢は当地巧者が勢ぞろい。平石和男は当地でSG制覇に加えて、G1でも3勝している。また北川幸典は一般戦ながらV4を誇る。G1でも大暴れしてくれそうだ。

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