【ダービー】マジェスティ下地きっちり
「日本ダービー・G1」(29日、東京)
2冠制覇へ向けて、全ては予定通りに運んでいる。皐月賞馬ディーマジェスティは12日、美浦Wでノウレッジ(6歳オープン)を7馬身追走。馬のリズムを重視しながら、5F72秒0-41秒3-13秒7で1馬身先着を決めた。
5日に皐月賞後の初時計をマークし、この日が中間3本目。「リラックスして体を使えるような調教」と意図を説明した二ノ宮師は「うまく手前も変えていた。来週へ向けて、いい調教ができましたね」とうなずく。悲願のダービー制覇を狙う主戦・蛯名がまたがる1週前追いへ、きっちりと下地を整えた。
「体、精神とも上へ持って行くのは難しい作業。でも、今回はそういう心配がない。思った通りのメニューができている。それが一番。前走後の疲労回復も早かった」と63歳のベテラントレーナーは何よりも順調さを評価する。一次登録を済ませた凱旋門賞の話題には「レースが終わってから」と封印。まずは全力で“ダービー馬”の称号を奪いにいく。