【東京新聞杯】ブレイズ初重賞Vへ

 「東京新聞杯・G3」(7日、東京)

 恐れ知らずの4歳馬が3日、目下の充実ぶりを大いにアピールした。3連勝を飾り、マイル界の新星として売り出し中のダッシングブレイズが、栗東坂路で豪快なアクション。単走ながら、弾丸のようなスピード感と迫力で一気に突き抜けた。

 「先週しっかりやっているので、今週はそんなにやりませんでしたが、ゴーサインを出したら、いつでもスッと行けそうな感じでしたね。いい状態だと思います」と吉村師は合格点を与える。1週前に4F51秒8-12秒2の猛時計をマーク。この日は抑え気味だったが、それでも4F53秒5-12秒5と理想的な数字を並べた。

 2度目の重賞挑戦。昨年のシンザン記念は1番人気で4着と苦杯をなめた。しかし、本格化した今なら、リベンジは難しいことではない。「これまでとメンバーは違うが、連勝のままG1のステージへと向かって行きたい」と指揮官が言えば、自身の2週連続重賞(シルクロードS=ダンスディレクター)Vを狙う主戦の浜中も「東京のマイルはベスト。ここでも十分勝負になる」と意欲を見せた。

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