【東京新聞杯】プラチナ強烈決め手勝負

 「東京新聞杯・G3」(7日、東京)

 仕切り直しの船出に、ダノンプラチナが3日、しっかりと態勢を整えた。美浦Wの最終リハでは併走馬に手応えでは見劣ったものの、陣営に悲観の色はなく、3戦3勝と得意の舞台で底力発揮に期待を寄せた。また、目下3連勝と勢いに乗るダッシングブレイズは、栗東坂路で絶好の動きを披露した。

 今季初戦をVで飾りG1戦線に弾みをつけたいダノンプラチナだが、少し不安を残す最終リハとなった。

 美浦Wでバーディーイーグル(6歳1600万下)を3馬身ほど追走し直線はインへ。しかし、鞍上の蛯名がゴーサインを出しても反応が鈍い。何とか併入に持ち込んだものの、手応えは明らかに見劣った。

 馬から下りた主戦は開口一番、「重いな。体が立派だし、息もやっぱり少し…。若干、ピリッとしない」とジャッジした。ただ、悲観しているわけではない。「体が膨らんできて古馬らしくなった。順調には来ているし、このひと追いでスイッチが入るかどうか。もともと力はあるから」と底力に期待する。

 馬体は実が入ってきたと取れるが、気難しい面は相変わらずだ。この日も万全を期し、藤井厩務員がコースに入るまで付き添った。普段からじっとはしていない。それでも国枝師は「うるさいのは元気な証拠だよ」と楽観的だ。

 前走の香港マイルはゲートの出がひと息。直線も窮屈なポジションに入って7着と、不完全燃焼に終わった。トレーナーは「きょうは少し行きたがったけど、1週前より柔らかみは出てきた。時期的に体が立派なのは仕方がない。爪のトラブルとかもないからね」とうなずく。昨秋は京成杯AHからの始動予定が、爪の不安などがあって富士Sにズレ込んだ。それでも勝利を手にした。当時に比べれば、香港帰りでも順調に調整ができているようだ。舞台は3戦3勝の東京マイル。いきなり力を発揮しても驚けない。

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