【シルクロードS】ディレクター初戴冠

 「シルクロードS・G3」(1月31日、京都)

 鮮やかな決め脚で惜敗続きにピリオド。2番人気のダンスディレクターが、明け6歳にしてうれしい重賞初制覇。レース史上最軽量(444キロ)Vに、浜中は「逃げ馬はいましたが、最後は安心してつかまえてくれるだろうと思っていました」と誇らしげにした。

 逃げるローレルベローチェの脚勢はなかなか衰えなかったが、直線で合図を飛ばすと反応良くスパート。並ぶ間もなく抜き去って力の違いを見せつけた。「この馬にしてはゲートを出たのが良かったですね。折り合いも問題なかった」と満足そう。近2走はCBC賞2着、阪神C2着と、もどかしい競馬が続いていただけに喜びもひとしおだ。「ようやくG1に進める。期待できると思う」と大舞台での走りに太鼓判を押す。

 うっぷんを晴らしたのは、浜中自身も同様だ。1月24日の中京1Rで騎乗馬が逸走して外ラチに激突。馬上から投げ出されるアクシデントに見舞われた。「幸い、こうして今週も無事に乗ることができた。今後もいいレースを披露できれば」と意気込みを新たにした。

 今後は青写真通り高松宮記念(3月27日・中京)へ。「直行か阪急杯(28日・阪神)を挟むか、馬のテンションなどを考慮して」と笹田師。勲章を手にした6歳の新星が、意気揚々と桶狭間の決戦に向かう。

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