【南関東競馬】ララベル強すぎる

 「デイリー盃ロジータ記念・S1」(18日、川崎)

 力の違いを見せつけた。1番人気のララベルが雨中の大一番を制し、桜花賞に続く今年2冠目を奪取。好位から楽々と抜け出し、4馬身差の圧勝でデイリー盃と地方競馬の3歳牝馬No.1の座を射止めた。

 大外枠も初めて経験する不良馬場も問題なかった。さすがは東京ダービー4着馬。同世代の牝馬同士となればララベルの力が一枚も二枚も上だった。

 「返し馬で少しノメっていたので、そのあたりを気をつけて乗った」と真島。好位から4角手前で2番手に上がると逃げる兵庫のトーコーヴィーナスを射程圏。残り200メートル過ぎで楽々とらえると、あとは差を広げるばかり。最後は4馬身差の圧勝劇で締めくくった。「少し(抜け出すのが)早かったかな。反応が抜群だったし、1番人気のプレッシャもあって自分自身少し焦ってしまった。落ち着いて乗れるようにならないとね」と快勝劇にも鞍上は反省しきり。

 荒山師も安堵の表情を浮かべる。「デビューの頃から弱いところがあった馬だが、夏休みを境にしっかりとしてきてくれた」と成長ぶりを喜ぶ。次走については未定だが、デイリー杯クイーン賞(12月9日・船橋)で交流重賞初参戦も視野に入る。「やっと良くなってきた段階。中央勢と戦うには、もう2段ギアを上げて行かなければいかない。じっくりと考えたい」。さらなる飛躍が期待される3歳女王の前途は洋々だ。

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