【函館2歳S】ヒルダで柴山夢をつかむ

 「函館2歳S・G3」(26日、函館)

 夢をつかむか。現時点で関東リーディング3位につけている柴山雄一騎手(37)=美浦・フリー=が、ワールドオールスタージョッキーズ(旧ワールドスーパージョッキーズシリーズ)初出場に向けて意欲を燃やす。今週も土日は函館で19頭に騎乗するが、固め勝ちも期待できるラインアップとなった。なかでも函館2歳Sでコンビを組むヒルダには期待大。重賞Vで函館最終週を締めくくり、世界の一流ジョッキーが集う舞台へ乗り込みたい。

 憧れの舞台に立つ日が、いよいよ現実となりそうだ。国内外のトップジョッキーが腕を競う「ワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)」は、今年から「ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)」(8月29、30日・札幌)としてリニューアル。先週終了時点で45勝を挙げ、関東リーディング3位につけている柴山に初出場のチャンスが巡ってきた。

 98年に地方・笠松競馬でデビュー。JRA騎手としては11年目を数える37歳が、「すごい。本当に僕が出られそうなんですか?昔から、出場するのが夢だったんですよ」と声を弾ませる。「初めてWSJSを見たのは(地元の先輩で、現在は園田競馬所属の)川原正一さんが優勝(97年)したとき。(同じく笠松競馬出身の)安藤勝己さんも格好良かったなぁ…」。選出へ、今週末がラスト勝負。関東4位の田辺(42勝)には3勝差でリードしているが、確定までは気が抜けない。「固め勝ちしないとね」と追撃を振り切るべく、かぶとの緒を締め直す。

 土日とも質の高い騎乗馬が集まったが、なかでも、函館2歳Sでコンビを組むヒルダへの期待は大きい。「気がいいし、操縦性が高い馬。2歳戦では、そういう部分が一番の強みになってくる」。重賞タイトルを引っ提げて、勇躍、北都へ乗り込む構えだ。

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