【デイリー杯2歳S】エスプレッソ極上

 「デイリー杯2歳S・G2」(15日、京都)

 タガノエスプレッソはデビュー以来、全て馬券に絡んでいる堅実派。一戦ごとに前進しているように、着実に成長を遂げている。非凡なセンスと勢いで重賞ジャックを狙う。

 距離不問の堅実な走りがセンスの高さを証明する。タガノエスプレッソは1400メートルのデビュー戦から、距離を1Fずつ延ばし、3戦目の1800メートルで初勝利を手にした。

 デビューからの着順は3、2、1着。一歩ずつ、確実に前進してきた。2戦続けて0秒1差の惜敗を喫したが、前走は好位追走から2着馬を首差抑えてV。五十嵐師は「最後は気を抜いてフワッとしたけどね。でも、勝ちに行く競馬だったから」とレースを振り返る。

 成長もうかがえる。「デビューの頃は緩くて、もうひとつだったけどね。今は馬がしっかりとしてきたし、動きも良くなった」と上昇ぶりに目を細める。

 1週前追い切りは栗東CWで僚馬と併せ馬。0秒9も追い掛けた分、0秒3ほど遅れたが、それでも全体時計は6F80秒8と過去最高の数字を叩き出した。「順調。状態も上がってきた」とトレーナーは満足げにする。

 今回は1F短縮のマイル戦となる。「この距離なら、ためる形になるだろう。2走前のような競馬が理想的。外回りはいいし、ジョッキー(岩田)も“乗りやすい”と言ってくれる。今後につながる競馬をしてくれたらいいけど、結果が出れば万々歳だね」。重賞初Vへ自慢の末脚を発揮する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス