落馬負傷で長期休業を強いられ、先月16日に現役引退を発表した佐藤哲三騎手(44)=栗東・フリー=の引退式が12日、京都競馬場の最終レース終了後に行われた。
引退式には後藤浩輝も駆けつけた。昨年の南部杯をエスポワールシチーで制した時には、主戦を務めていた佐藤哲と同じガッツポーズでエールを送った。「哲三さんの力を借りて勝ったG1。これから先も、そのときの思いを持ち続けていたい」と口にする。自身は4月27日の東京競馬で落馬負傷。現在は復帰を目指して準備を進めており「“先に引退するけど、お前は頑張れ”と言われて心強かった」と感謝していた。