【芙蓉S】ストリート“伝説”継承だ
「芙蓉S」(28日、新潟)
“芦毛の怪物”と呼ばれたオグリキャップの孫・ストリートキャップが、越後路でデビュー2連勝を狙う。メンバー最速の上がり3F34秒2を記録し、6日の新潟新馬戦を1馬身3/4差で完勝。「ダート色の濃い血統(父ゴールドアリュール)だけど、軽い走りをするので芝でデビューさせた。スピード競馬に対応して好内容で勝ってくれた」と、斎藤師は満足そうに振り返る。
同馬の母父オグリキャップは国民的アイドルホースとして活躍したが、産駒はJRAで48勝と種牡馬としては大成できなかった。現役産駒はおらず、母父として名が残っているいる馬も2頭に。そのうちの1頭が、最後の産駒となったミンナノアイドルを母に持つストリートキャップだ。
「オグリはファンの多かった馬。“オグリ伝説”を(ストリートキャップが)継げればと思うし、ここを勝てば先が見えてくる」と師は力を込める。10年に死亡した母父と同様の芦毛の馬体、そして不屈の闘志で来春のクラシックへの展望を切り開くか、注目だ。





