【セントウルS】好調ゲルダ自然体貫く

 「セントウルS・G2」(14日、阪神)

 サマースプリントシリーズは、最終戦を残して8頭が優勝の資格を持つ混戦模様だ。北九州記念を制したリトルゲルダは現在2位タイの13ポイント。今回5着以内に入ればシリーズ制覇の可能性がある。中2週続きだが、好調をキープ。鮫島厩舎にとっては、12年パドトロワ以来となる2年ぶり2度目のタイトルを狙う。

 気負いはない。サマースプリントシリーズで13ポイントと2位タイにつけているリトルゲルダだが、管理する鮫島師は自然体を貫く。

 「半年休ませていたし、サマーシリーズを狙うなんて考えていなかった。馬に合わせて調整していたらこういう形になっただけ。あくまで結果だし、一生懸命に走って、あとからついてくればいい」とサラリと話す。トップとはわずかに2ポイント差。ここで5着以内に入れば、12年のパドトロワ以来、2年ぶり2度目のシリーズ制覇の可能性があるが、“馬最優先”の姿勢がブレることはない。

 前走の北九州記念で待望の重賞初制覇。「スタートは決して良くなかったけど、外の馬場がいいということで、もまれることなくレースができたのが良かったね。内の経済コースで、うまい競馬をしてくれた」と殊勲の人馬をたたえる。

 前々走のアイビスSD(4着)から中2週が続くが、「心配していたほどの疲れもないし、この時季は強い馬だね」と目を細める。10日に行われた最終リハでも、馬なりでラスト1F12秒3と快活な動きを披露。「気合を乗せるような形で、非常に良かったね」と、目下の充実ぶりに思わず声を弾ませた。

 G2戦で相手も強化するが、「レースのうまい馬だし、切れる脚もある。阪神コースも勝っているし、心配はしていないよ」と前を向く。本格化を遂げた5歳牝馬が、重賞連勝&シリーズ制覇で充実の夏を締めくくる。

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