【新潟2歳S】スルタンど根性重賞V

 「新潟2歳S・G3」(8月31日、新潟)

 従来の2歳レコードをコンマ1秒更新する1分33秒4の好時計で駆け抜け、3番人気ミュゼスルタンが重賞初制覇を飾った。後方から馬群をさばいて抜け出し、最後は1番人気アヴニールマルシェの強襲を鼻差で退けて無傷V2を達成。昨年ワンツーを決めたハープスター、イスラボニータは桜花賞馬と皐月賞馬にそれぞれ輝いており、出世レースを制したこの馬も飛躍が期待される。今後は朝日杯FS(12月21日・阪神)を目標に調整していく。

 ゴール前の攻防。ミュゼスルタンは一瞬、アヴニールマルシェに前に出られたが、持ち前の根性で差し返した。2着との着差は約7センチ。天性の勝負強さを発揮して、デビュー2連勝を決めた。

 柴田善は鞍上で将来へ向けて確かな手応えをつかんだ。「デビューの時から素質の高さは感じていた。きょうはリズム良く走らせることを重視した。無理に位置を取りに行くことはしなかったが、馬群を割って最後は素晴らしい伸びを見せてくれた」と絶賛した。

 大江原師は「一瞬、負けたかと思って思わず声が出た。ゴール前で声を出したのは約2年ぶり。最後はよくしのいでくれて良かった」と安どの表情を浮かべた。

 オーナーの高橋仁氏は重賞3度目の挑戦で、Vを決めた。大江原師は「これからはこういう新しい人に、もっともっと競馬を盛り上げていってもらいたい。それだけに重賞を勝てて本当に良かった」と笑顔で話した。

 今後についてトレーナーは「現時点の目標は暮れの朝日杯FS。入厩した時に体形を見て、マイルがいい馬だと思っていたから」と説明する。「一応(クラシック)登録はする。でも、距離を延ばしてどうかはまだ何とも言えない。3歳馬同士なら2000メートルぐらいまでは持ちそうだが」と来春の路線決定はもう少し先になりそう。出世レースを制したことで、今後は大いなる飛躍が期待される。

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