JRA新理事長に生え抜きの後藤氏

 9月12日付でJRAの新理事長に後藤正幸常務理事(62)が就任する。29日、農林水産大臣任命で発令された。後藤新理事長は1975年に早大教育学部卒業後、同年、中央競馬会に入会。ニューヨーク駐在員事務所長、総合企画部長などを歴任して06年に理事、11年からは常務理事。15代目のJRAの理事長で、生え抜きとしては現職の土川健之(けんじ)理事長(70)に続く2人目となる。

 土川理事長は9月11日付で退任する。JRA最高意志決定機関の経営委員会が発足した07年9月から3期約7年、実務トップとして辣腕(らつわん)をふるった。東日本大震災で開催が大幅変更を余儀なくされた時、影響を最小限に抑えた。また、売り上げの長期低落傾向に一定の歯止めをかけた功績も大きい。後藤新理事長には、国際派として日本競馬をどう成長させていくかなど、その手腕に期待が寄せられている。

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