【ダービー】トゥザワールド抜群の馬体

 「日本ダービー・G1」(6月1日、東京)

 いざ逆転での戴冠へ。2着に敗れた皐月賞の雪辱を狙うトゥザワールドは、5月31日正午過ぎに決戦の地へ到着した。ひと息ついてから、僚馬のトーセンスターダムと一緒に引き運動。パンパンに張り詰めた馬体を躍らせて、厩舎周りをゆったりと歩いた。

 「ずっと落ち着いていましたし、順調にここまで来られましたね」と中沢助手。精神的にどっしりしており、初の東京でも動じることはない。6戦してパーフェクト連対と、安定感は抜群。あとは運さえ向けば、大きな勲章が手に入る。

 流れは向いている。皐月賞では8枠17番と外枠に泣いたが、今回は3枠5番の好枠をゲット。「競馬をしやすい枠だと思います」と中沢助手はうなずく。大一番で底力を示し、皐月賞の無念を晴らす。

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