【さきたま杯】リバー強襲で重賞4勝目

 「さきたま杯・交流G2」(28日、浦和)

 単勝オッズ1・8倍で断然の1番人気に支持されたノーザンリバーが、直線で完全に抜けだした7番人気トキノエクセレントをきっちり捕らえて重賞4勝目を挙げた。3着には好位から伸びた2番人気のセイクリムズンが入った。

 レース序盤で、ノーザンリバーの鞍上・蛯名に誤算が生じた。「1角で狭くなり、態勢を崩した」。主導権を奪うナイキマドリードにセイントメモリー、タガノジンガロが続き、地方勢が積極的に動いていた。

 ノーザンリバーは3角手前から、コースを熟知する鞍上に導かれて始動。既にトキノエクセレントが、当コースで完全な勝ちパターンを築いている。それでも、直線が200メートルしかない浦和で、リバーがまれに見る強襲劇を決めた。

 蛯名が「状態、成績ともに安定しているので、今後も楽しみ」とパートナーの強さに目を細めれば、浅見師も「次走はオーナーと相談してですが、秋のJBCスプリント(11月3日・盛岡)を視野に入れて」と今後の展望を明かした。

 蛯名は今週末の6月1日に、V最有力候補の皐月賞馬・イスラボニータに騎乗する第81回日本ダービー(G1)を控える。22回目の挑戦での初制覇に向けて、この日の勝利は大きな弾みになった。

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