【チューリップ賞】ハープスター豪快V

 「チューリップ賞・G3」(8日、阪神)

 規格外の末脚で突き抜けた。11年レーヴディソール(1着)の81・4%に次ぐ、レース史上2番目となる単勝支持率72・8%を集めたハープスターが、直線大外からごぼう抜きを決めてV。力の違いを見せつけ、桜花賞(4月13日・阪神)へ向けて好発進を決めた。2着ヌーヴォレコルト、3着リラヴァティまでに本番の優先出走権が与えられる。

 他を行くままに任せて馬群の後ろに位置取ったのに、直線を向いた時には視界前方に馬は1頭もいない。川田が軽く気合をつけ、加速を始めたハープスター。進路は外も外、大外だった。ポツンと1頭離れたところをグングン伸びる。昨夏、新潟で見せたあの異次元の末脚を仁川で再現。急坂の途中で早くも、のみ込むべき馬群もなくなった。うら若き牝馬、抜け出せばフワッともする。それでも脚色は衰えない。セーフティーリードのまま悠々と押し切った。

 格が違う。松田博師は「ホッとなんかせんよ。大体勝って当たり前なんやから。外を回ってこい、とだけ言ったよ。力が違い過ぎるからな」。絶対的な自信を持っていた。

 検量室から出てきた川田も、まるで話すことを戦前から決めていたかのようだ。「無事に走ったことが何よりです」。そして、表情を緩めずに続けた。「最近はわがままをするところも出てきたのでリズム良くと思っていました。直線は遊びながらフワフワ。それでこの勝ち方ですからね」。注文通り、大外をぶん回して力の違いをアピールしてみせた。

 トライアルはまだ2つ残り、直行する2歳女王もいる。それでもこの走りを見せつけられれば、桜の舞台で不動の中心に推されることは必定だ。「これで気持ち良く本番に行けるな」と指揮官。桜舞う約1カ月後の仁川でも、規格外の決め手を発揮して突き抜ける。

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