天皇賞・秋一夜明け ジャスタ有馬視野

 天皇賞・秋でG1初制覇を飾ったジャスタウェイは、28日の午前1時半に栗東トレセンに帰厩した。担当の榎本助手は「今回は力を出し切った感じで、おとなしいですね。これまでは不完全燃焼でしたから」と3歳時のアーリントンC以来、1年8カ月ぶりの勝利に、晴れ晴れとした表情を浮かべた。

 2着のジェンティルドンナに4馬身差をつける圧勝劇。「びっくりしましたね。気付いたら抜け出していたので、声を出すこともありませんでした。かみ合えばチャンスはあると思っていましたが、こんなに強い勝ち方をしてくれるとは。家に帰って何度もレースを見ましたよ」と興奮気味に振り返った。

 年内は休養か、使っても有馬記念(12月22日・中山)で、登録のある香港遠征は見送る。榎本助手は「来年のドバイを目標にしていくと聞いています。まだ子どもっぽいところもありますし、これから良くなっていく感じもありますから」とさらなる飛躍を期待していた。

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