【新潟記念】ブレイザー心身とも上昇

 「新潟記念・G3」(9月1日、新潟)

 トレイルブレイザーは攻めの動きが実戦に直結するタイプ。機械で自動計測される栗東坂路の調教タイムは、好不調のバロメーターとなる。28日、ゼンノルジェロ(5歳1600万下)を追走し、しまい重点にビシッと追われた。相手が予想以上に動いた分、ゴール前は0秒1だけ届かなかったが、タイムは4F52秒3‐38秒3‐12秒6。きれいなラップを刻んで、体調の良さをアピールした。

 騎乗した川合助手も好感触を得て納得顔。「いい動きでした。併せて遅れたけど追走してのものだし、全体時計からすればよく走っている。追ったあとの息の入りも良かった」。海外帰り初戦だった七夕賞2着との比較でも「もうひと息の状態で2着に来たのは能力でしょう。叩いて心身ともに上向いています」と体調アップを強調した。

 トップハンデの58キロも「苦にならない」、新潟芝も「勝っているコース」、道悪になっても「気にならない」と仕上げ人は言い切る。夏の越後で完全復活を遂げ、秋の飛躍へ弾みをつける。

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