【宝塚記念】名手&ケーニッヒ一発狙う

 「宝塚記念・G1」(23日、阪神)

 短期免許を取得しての来日は4年目となるクレイグ・ウィリアムズ騎手(36)=豪州。今期は先月5日から騎乗し、16日終了時点で10勝、重賞は未勝利に終わっている。今週の騎乗を終えると帰国の途に就くだけに、このままでは終われない。

 10年天皇賞・春(ジャガーメイル)、11年NHKマイルC(グランプリボス)、11年朝日杯FS(アルフレード)のG1・3勝を挙げるなど、随所で存在感を示してきた豪州の名手だ。「日本はレベルが高いし、競馬はそんなに簡単ではないということだね。ただ、過去を振り返るよりも、未来を見据えたい」と冷静に語るが、その手綱さばきには期待が高まる。

 春のグランプリでコンビを組むのはローゼンケーニッヒ。20日に枠順が確定し、(7)枠(9)番に入った。3強相手に苦戦は必至だろうが「スムーズに競馬ができれば、思わぬ力を発揮してくれるかもしれない」と前向き。格上挑戦のパートナーと波乱の結末を呼び込むか‐。

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