【皐月賞】エピファ反撃へ完璧リハ

 「皐月賞・G1」(14日、中山)

 牡馬クラシック1冠目の最終追い切りが10日、東西トレセンで行われ、エピファネイアは栗東CWで実戦を想定した3頭併せを敢行。最先着を決めて弥生賞4着からの反撃態勢を固めた。母は05年オークス馬のシーザリオ。Vならアグネスフローラ(90年桜花賞)=アグネスタキオン(01年皐月賞)以来の母子クラシック制覇で、福永も史上2組目の皐月賞父子制覇(父・洋一氏は77年ハードバージでV)の期待がかかる。一方、美浦Wでは弥生賞馬カミノタサハラが迫力十分の動きを見せた。

 完璧リハで再び存在感をアピールした。主戦の福永を背に、エピファネイアは栗東CWで3頭併せ。先導するエアハリファ(4歳オープン)とエックスマーク(4歳1600万下)を追走し、鞍上の意のままにピタリと折り合った。直線は、前で壁をつくる2頭の間をこじあけてスパートを開始。慌てることなく、闘志を内にため込みながら余力十分の手応えで最先着を果たした。

 5F68秒1‐38秒9‐11秒6。感触を確かめた主戦は「先週は折り合いがつき過ぎて物足りないくらいだったけど、日曜(7日)に追って戦闘モードに入った。馬の後ろに入れても乗っかかって行くほど。そういう状況でもコントロールができるくらいになっている」と期待通りの動きに納得の表情。見守った角居師も「折り合っていたし、馬の間を割ってこられた。競馬に行ってどうかは別だが、調教では十分過ぎるほど折り合いがつく」と力強くうなずいた。

 1番人気に支持された弥生賞は、道中で折り合いを欠いたことが影響して4着に敗退。騎乗停止中だった福永は、その場面を中山競馬場で目に焼き付けた。「大外枠でスローな展開。前に馬を置けない状況になって伸び切れなかったけど、着差はわずか。初めての競馬場にも対応をしてくれたし、あのレースで本番のイメージが描けた」。今度は自分の手で‐。悔しさとともに、敗戦から学ぶことは大きかった。

 母のシーザリオは角居厩舎の管理馬で、福永が主戦を務めて05年の日米オークスを制した名牝。再び集結した“チーム・スミイ”での参戦に「当然、思い入れの強い馬。縁のある馬でクラシックに参戦できるのは騎手冥利(みょうり)に尽きる」と感謝する。福永にとって、牡馬のクラシック制覇は悲願だが「自分のことは関係ない。エピファネイアが一走一走、結果を出していくことが大事」と自然体を貫く。敗戦を糧に、この中間は可能な限り、調教に騎乗してきた。母からつないだバトンを息子へ‐。苦労が実った先には、ドラマチックな瞬間が待っている。

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