【高松宮記念】セプター偉業達成へ

 「高松宮記念・G1」(24日、中京)

 偉大なDNAを受け継いだアドマイヤセプターが、念願のG1に初挑戦する。曾祖母は83年オークス馬のダイナカールで、祖母は97年天皇賞・秋などを制したエアグルーヴ。母は自身同じ橋田厩舎に所属して03、04年のエリザベス女王杯を連覇したアドマイヤグルーヴという超一流の母系だ。

 母の調教をつけ、現在はセプターを担当する込山助手は「動きとか、姉弟のなかでは一番、母に似てるんじゃないかな。そういうつながりのある馬でG1に出られるのは、うれしいことだね」とうなずく。短距離路線に転じ、素質が開花。マイナス14キロと体を減らした前走は11着と大敗したが「輸送が好きじゃないからね。今回は輸送も短いし、体もプラスで出られると思う。条件的にも、左回りの方が絶対いいしね」と前進を見込む。

 アドマイヤグルーヴは、わずか5世代を残しただけで昨年10月15日に急死。「早過ぎるよな。あれだけの血統の馬だしね」と死を惜しむ。今回は母子4代連続JRA・G1級制覇がかかる一戦。「つなげたいけどね。順調に来ているし、ここでどれくらいやれるか」。初の大舞台で偉業達成を狙う。

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