オルフェ争奪戦 池添か?スミヨンか?
今年こそは夢を実現させる。「2012年度JRA賞授賞式」が28日、都内のホテルで関係者600人を集めて盛大に行われた。最優秀4歳以上牡馬に輝いたオルフェーヴル(牡5歳、栗東・池江)の陣営は、改めて凱旋門賞(10月6日・ロンシャン)への熱い思いを口にした。なお、フランス遠征での鞍上は、春の最大目標となる宝塚記念(6月23日・阪神)以降に決定する見込みだ。また、年度代表馬に輝いたジェンティルドンナ(牝4歳、栗東・石坂)は31日に栗東トレセンに帰厩。まずはドバイシーマクラシック(3月30日・メイダン)へ全力投球する。
授賞式の壇上で池江師は、冗談交じりに凱旋門賞でのリベンジを宣言した。「今年はオルフェーヴルを真っすぐ走らせたいですね」‐。急激な斜行により、ゴール前でスルリと逃げた歴史的V。「春はパワーアップしたオルフェをお見せして、そして秋には凱旋門賞に再び挑戦します」と力強く言い放った。
今春は大阪杯(3月31日・阪神)で始動し、最大目標を宝塚記念に置く。「天皇賞・春(4月28日・京都)を挟むかどうかはまだ決まっていません。馬の状態を見ながら」と語った(有)サンデーレーシング代表の吉田俊介氏は、秋のプランについても言及。「去年がうまくいきましたからね。同じ形になる」と9月中旬に本番と同じ舞台で行われるフォワ賞を叩いてから、本番へ臨む構えだ。
凱旋門賞はジョッキー内でオルフェの“争奪戦”が展開される。主戦の池添はロンシャンでの経験値を高めるために、4月7日~6月10日までフランス遠征を決断。昨年騎乗したスミヨンはもちろんのこと、「海外からの売り込みもあるでしょう」と吉田俊介氏は分析。「池添君は有力な選択肢。ただ現段階でどうなるかは何も決まっていません。宝塚記念の後に決まると思います」と話すにとどまった。
世界からも注目される存在となったオルフェーヴル。フランス遠征時に、背中に誰がまたがっているのか。今年も競馬界に大きな話題を提供してくれそうだ。

