【京都牝馬S】ハナズゴール手応え抜群

 「京都牝馬S・G3」(19日、京都)

 極上の切れ味を見せつける。栗東滞在中の関東馬ハナズゴールが17日、坂路で素軽いフットワークを披露。状態の良さをアピールした。前走のリゲルSを完勝してムードは最高潮。人気に応えて賞金を加算し、春の大舞台へと夢をはせる。

栗東に慣れた 余力たっぷりに駆け上がった。関東馬ハナズゴールは栗東坂路を単走。ラスト1Fで合図を送られると、手応え良くしまいを伸ばした。タイムは4F58秒5‐42秒5‐13秒4。浜中は「先週、速いところをやっているし、今週は重い馬場だったので無理はせず、反応を確かめる程度。良かったと思う」と納得の笑みを浮かべた。

 札幌記念4着後から栗東滞在を開始し、既に5カ月近くが経過。かつては体質的な弱さからレース前に頓挫することも多かったが、環境に順応するとともに、たくましさを増してきた。加藤和師は「使いたいレースが関西ばかりなので滞在してきたが、栗東の水に慣れてきたね。今回はうまく調整できているし、賞金を加算できれば」と期待を膨らませる。

 昨年のチューリップ賞では、ジェンティルドンナやジョワドヴィーヴルといったスターホースを差し切ってV。前走のリゲルSではマウントシャスタを相手に完勝。決め手の鋭さは疑う余地はない。鞍上は「小うるさいところはあるが、真面目に走ってくれる。末脚を生かしたい」と腕まくり。さらなる高みへ向けて、まずはここで会心のゴールを決めたい。

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