【競輪】武田、悲願GP初制覇へ自信

 「KEIRINグランプリ2012・GP」(30日、京王閣競輪)

 一発勝負の1億円バトルを目前に控えた29日。7R終了後に公開練習が行われた。各ラインとも本番を想定して周回を重ね、“ガッツポーズ”の予行演習を行うなど、思い思いの最終調整を見せた。

 2012年の競輪界を武田の色に染めて締めくくる。今年、武田豊樹が手にしたビッグタイトルは高松宮記念杯と競輪祭のG1・2冠。G2は東王座とサマーナイトフェスティバル。そして、記念は久留米、高知、西武園、福井、松戸、取手。これでもかと勝ちまくってきた一年だった。

 その総決算がグランプリだ。「あと一戦ですね。今年は自分としても頑張れたシーズンだった。ふがいないレースが減ったかなと思う」と、さらなる成長を自覚している。何度勝利の喜びを味わっても、さらに強くなりたいと“競輪道”を歩んできた成果が、今年の武田をつくりあげた。今回が4年連続5回目の出場だが、過去最高の走りを見せてくれることが期待できる。

 2日目の公開練習では長塚、岡田と関東ラインで前後を入れ替わりながら周回。もちろん、前検日からも順調だ。「指定練習をして、体調を管理して過ごせた。睡眠もぐっすり寝られている」と落ち着いて話す。仕上がりについては「あっという間にグランプリが来てしまって、まだやり残したこともあった」と明かすが「いつものようにトレーニングできた。問題ない」と、その表情には自信がみなぎる。

 待ちに待った今年最後の一戦。「優勝を目指して、ラインを大切にしながら勝負権があるレースをしたい」。1億円のゴールを先頭で駆け抜けたとき、完全無欠のチャンピオンが誕生する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス