【競輪】友和V宣言「優勝します」

 「KEIRINグランプリ2012・GP」(30日、京王閣競輪)

 有言実行の男が再び“公約”を掲げた。北日本の先陣を務める佐藤友和が29日、「優勝します」と宣言した。

 佐藤といえば、2年前の10年にG1・全日本選抜を優勝宣言して制覇。脚と気持ちがかみ合ったときは手が付けられない走りを見せる。今年が3年連続5回目の出場になるが、「今までで一番楽な気持ちで過ごせている」と前検からの3日間を振り返ったように、精神的にも充実している。

 2日目の公開練習ではギラリと光る瞬発力も見せた。山崎芳仁と成田和也の前で周回すると、3角から急加速してゴールを通過。一瞬だけだが披露したスピードは本物だった。「グランプリまで目標を設定し、その通りに臨めた。(19日の)前夜祭までにほとんどの練習を済ませた」と早い段階で仕上げてきた。あとは宣言通り、Vをつかむのみだ。

 一方で北日本の番手を務める山崎は、拍子抜けするほどリラックスした雰囲気。「コーヒーを飲みながら、食事もいつもの時間に合わせて取っている。(9選手のなかで)一番緊張してない」と周囲を笑わせた。それはラインでの仕事がはっきりしていることも理由にある。「僕は友和から、ちぎれないよう頑張るだけなので」と集中する。

 成田は普段通りの表情だが、公開練習では「いい感じで踏めた」と手応えもつかんだ様子。ライン3番手からでも「直線が長いのでチャンスはある」と決め脚に自信を見せていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス