【クイーンS】ダリア、満開!

 「クイーンS・G3」(29日、札幌)

 得意の夏、北の地でタイトルを獲る。函館競馬場で26日、追い切りが行われ、レインボーダリアがWでの併せ馬で軽快な動きを見せた。前走の五稜郭Sでは強力牡馬を一蹴。勢いに乗って、好相性の札幌でV奪取をもくろむ。また、コスモネモシンに騎乗する柴田大知騎手(35)=美浦・フリー=は北海道初参戦。水曜の追い切りで感触を確かめ、手応えをつかんでいる。

 函館の潮風が体調を上げているのだろうか。北海道シリーズで抜群の成績を残しているレインボーダリアが、函館Wで力強い動きを見せた。ルロワ(5歳1000万下)との併せ馬で、5F66秒9‐37秒5‐12秒8をマーク。5Fで2馬身追走して、最後は優勢な手応えで1馬身半先着した。

 「この時季がいいのだろうね。動きは良かったし、暖かくなるにつれて調子も上向いている」と担当の島田調教厩務員は出来の良さに胸を張る。冬場の出走をパスして、得意の夏場にピークを迎えられるように調整してきた。「大目標にしてきたレースだから」とこの一戦にかける意気込みを語る。

 北海道シリーズにこだわる理由は洋芝にある。パワーを必要とする函館と札幌で全5勝中4勝。特に札幌は〈2・1・1・0〉と相性がいい。「札幌で負けた2回も外枠が影響したもの」と敗戦は明らか。舞台に自信を持つ。

 サンクスノート(10年京王杯SC)、ブリッツェン(11年ダービー卿CT)と担当馬が2年連続で重賞タイトルを獲得。「自分にとっても、3年連続の重賞制覇がかかっているからね。何とかいい結果を出したい」。格上挑戦だった昨年のエリザベス女王杯で掲示板を確保した力の持ち主。北海道をこよなく愛する夏女が、実績馬を蹴散らして頂点を狙う。

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