園田監督が引責辞任 5コーチ続投希望
柔道の女子選手15人が暴力やパワーハラスメントを受けたと告発した問題で、辞意を表明していた園田隆二女子日本代表監督(39)は1日、東京都文京区の講道館を訪れ、進退伺を提出した。全日本柔道連盟(全柔連)の斉藤仁強化委員長が受理し、辞任が正式に決まった。2月5日に出発予定の欧州3大会については、重量級担当の田辺勝コーチ(40)が監督代行として指揮を執る。
辞意表明から一夜明け、園田監督が進退伺を提出した。告発発覚後は自宅に帰れず、ホテル暮らしだという。「辞意の内容で書かせていただいている。15人の声がある。それをどのように改善できるのか。次につなげたい。それが私の最後の仕事だと思う」と語った。
園田監督は現在の5人のコーチの続投を希望した。「私からすれば、(5人を)代えたら選手は戸惑うと思う。先生方は選手を知っているし、理解していることが多い」。欧州遠征のグランドスラム・パリ、ヨーロッパ・オープン、グランプリ・デュッセルドルフの3大会は田辺勝コーチが監督代行を務めることになった。1月に園田監督とコーチら5人が戒告処分となったが、田辺コーチも処分を受けた一人。あくまで暫定的な措置だ。
進退伺を受理した斉藤仁強化委員長は、暴力行為を知りながら昨年11月に監督続投を要請したことに頭を下げた。「甘い考えだったと思う。反省しています」。後任監督を含め、新体制は新年度となる4月からスタートさせる予定だ。「選手が主役。いかに選手の目標を達成させてあげられるか。それがわれわれの目標です」。斉藤強化委員長は、今回の騒動を踏まえ、「選手第一」を強調した。
