落選の世良公則、再度の政界挑戦は明言避ける「『出る』という言葉を期待されていると思うのですが」
参院選の大阪選挙区(改選数4)に無所属で立候補するも落選したロック歌手・俳優の世良公則(69)が一夜明けた21日、大阪市内で会見を開いた。
冒頭で「あっという間に時が過ぎ、炎天下、スタッフのみんなと駆け抜けたそんな日々を過ごしました」と選挙戦を振り返り、「一人一人の方の思いを託していただいて、その思いに身が引き締まるよう」と感謝した。
公示日の2日前、今月1日に出馬を表明。選挙戦10日目の同月12日にようやく街頭での第一声をあげたが、たすきやのぼり、選挙カーは間に合わなかった。19人が立候補した大阪選挙区において、無党派層への浸透は群を抜いていたが、さすがに準備不足は否めなかった。
世良は「今回一番感じたのは、出馬の時はなかなか取り上げていただけなくて(街頭演説も)ゲリラが多かったですから、自分で選んだ道なんですが、そこは考えなきゃいけない」と準備不足を反省。「準備をしっかりするということ。どういう戦いをするべきなのか、しっかりと考え直さなければ。応援に駆けつけてくださった方々、投じてくださった一票一票を次は無駄にできないと思ってます」と先を見据えた。
ただ、再度の政界挑戦の意思について報道陣から質問が飛ぶと「多分『出る』という言葉を期待されていると思うのですが」と笑みを浮かべた後、「まずは自分を省みて、僕に思いを託してくれた方たちに無駄な一票を投じさせるわけにはいかないので。皆さんが満足できる答えではないかもしれませんが、これまでやってきた私の信念・思いを訴える中で、さらにパワーアップしていくことを考えてます」と明言を避け、今回の選挙戦のために開設したYouTubeやSNSを有効活用して発信を続けていくと語るに留めた。
(よろず~ニュース編集部)
