世良公則氏、参院大阪選挙区で落選確実 知名度群抜くも…準備不足否めず

 第27回参院選が20日、投開票され、大阪選挙区(改選数4)に無所属で立候補したロック歌手で俳優の世良公則(69)の落選が確実となった。

 選挙戦では、大阪が抱える問題について「オーバーツーリズム、そして外国人の方が土地を買ってしまう。そういう実態に一定の歯止めをかけ、きちっとした規制を設けなければだめですよね」と主張。「今の日本どうですか。いろんな絵の具を混ぜましょう。みんなでみんなで混ぜましょう。いろんな絵の具を次から次へと混ぜて、そこには規則性も芸術性もなければ、できた色は黒です。真っ黒なんですよ。何でもかんでも色混ぜて、真っ黒な絵の具で何描くんですか。そこには美しさも、色調も、そんなもののかけらもない。しっかりと色選びをする。そうやっていかなきゃ、この国この街壊れますよ」と熱弁した。

 商店街などを練り歩き「どうせ私の一票じゃ世の中変わらないよ、大した力にならないよって思っている人いますよね。あなたの1票でしか今を変えることはできないんです。それが民主主義なんです。皆さんの一票は、力があるんです」と熱く呼びかけた。自身の歌手としての活動を振り返り「100人のライブハウスも、1000人のホールも、1万人のホールも、それ以上の武道館やスタジアムも、皆さんが握りしめた一枚のチケットから始まるんですよ。握りしめた一枚一枚のチケットが、100を生み1000を生み万を生み、10万を生んでいくんです。あなたの一票には力がある。あなたの握りしめたライブのチケットと、同じだけの力があるんです。ぜひ、あなたの握りしめた投票券、行使してください!」と政治参加を訴えた。

 知名度は抜群で、街頭演説では無数のスマホを向けられた。1日の出馬表明後「様々な調整に時間を要し街頭演説に関して行う事が叶いません」「いろんな条件をクリアするだけの人員配置が今のところ十分に確保できない」としていた。選挙戦10日目で、ようやく街頭での第一声。たすきやのぼり、選挙カーも間に合わなかった。19人が立候補した参院大阪選挙区。無党派層への浸透は群を抜いていたが、さすがに準備不足は否めなかった。

(よろず~ニュース編集部)

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