大瀧氏死去に森進一は瞳潤ませ熱唱…

 歌手で音楽プロデューサーの大瀧詠一(おおたき・えいいち)さん(65)=本名大瀧榮一=が30日午後5時半ごろ、東京都瑞穂町の自宅で倒れ、搬送先の病院で解離性動脈瘤(りゅう)のため死亡したことが31日、警視庁などへの取材で分かった。通夜、葬儀などは未定。

 アルバム「A LONG VACATION」やシングル「幸せな結末」を大ヒットさせ、曲提供、プロデュースなど幅広い活動で日本ポップス史を彩った巨人だった。

 大瀧さん作曲の「熱き心に」が大ヒットした小林旭(75)は「『熱き心に』という日本でも指折りの名曲を作り出したクリエーターが亡くなったことに大変ショックを受けている。小林旭という音楽性を理解できた数少ない音楽家だった。そういう仲間がまた逝ってしまったことが本当に残念だ」と悼んだ。小林は大瀧さんを「音楽性に通じるものがあり、とても信頼していた」(関係者)という。

 森進一(66)はこの日、テレビ東京系「年忘れにっぽんの歌」で大瀧さん作曲の大ヒット曲「冬のリヴィエラ」を歌唱。「大瀧詠一さんが不帰の人となりました。祈りを込めて」という徳光和夫(72)の曲紹介を受け、瞳を潤ませながら歌い上げると「私にとって大きな宝物のような1曲。大瀧さんの元に届きますように、心を込めて歌わせていただきました」と語った。

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