最後まで芸への執念持ち続け…桂歌丸さん「笑点」卒業後の壮絶な2年間
落語家の桂歌丸さんが亡くなりました。晩年は入退院を繰り返す状態でしたが、呼吸器をつけたまま高座に上がり続ける執念を見せていました。人気番組「笑点」卒業してから亡くなるまでの壮絶な2年間を振り返ります。
公開日:2018.7.3
この日は楽屋に酸素吸入器を持ち込んでおり、途中で若干息苦しそうにする場面も見られたが、50分近い演目「井戸の茶碗」を演じ切り、拍手の中、笑顔で高座を降りた。
歌丸“強行退院”だった ドクターストップ無視「医者はダメだと言うんですが」
相次ぐ入院も…そのたびに“復活”

落語家の桂歌丸(80)が2日夜に体調不良を訴え、「左肺炎慢性呼吸不全急性増悪」の診断で横浜市内の病院に入院し、3日の神奈川県相模原市での公演を休演した。
歌丸 緊急入院、今年3度目 復帰高座を休演
4月から5月にかけて肺炎で入院し、この日に復帰予定だった。代演は日本テレビ系「笑点」で共演していた三遊亭小遊三(70)と林家たい平(52)が務めた。
歌丸 緊急入院、今年3度目 復帰高座を休演
歌丸は4月16日に細菌性肺炎などを発症し、入院。5月13日に退院したばかりだった。80歳を迎えた歌丸は近年、車いすと酸素ボンベが欠かせない状態となっている。
歌丸 緊急入院、今年3度目 復帰高座を休演

今月2日から左肺炎慢性呼吸不全の急性増悪のため、横浜市内の病院に入院していた落語家の桂歌丸(80)が14日、退院した。
桂歌丸、執念の仕事復帰「1時間半前に退院して参りました」
その後、歌丸は同市の神奈川県民ホールで行われた春風亭小朝(62)との落語会「特選 匠の噺会」に出席。落語は披露しなかったが、観客に謝罪とあいさつを行い、仕事復帰を果たした。
桂歌丸、執念の仕事復帰「1時間半前に退院して参りました」
歌丸は会の冒頭、着物ではなく私服のカーディガン姿で、高座の前に設置されたイスに座って登場。鼻に酸素吸入のチューブを入れた状態で「皆さま方に大変なご迷惑をお掛けして、何とも申し訳がないと思っております」と謝罪した。
桂歌丸、執念の仕事復帰「1時間半前に退院して参りました」
