最後まで芸への執念持ち続け…桂歌丸さん「笑点」卒業後の壮絶な2年間
落語家の桂歌丸さんが亡くなりました。晩年は入退院を繰り返す状態でしたが、呼吸器をつけたまま高座に上がり続ける執念を見せていました。人気番組「笑点」卒業してから亡くなるまでの壮絶な2年間を振り返ります。
公開日:2018.7.3
関係者によると、歌丸はこの日、午前11時ごろに退院。いったん横浜市の自宅に戻った後、会場に駆けつけた。入院中は食事も普通にとっており、リハビリのために病院内を歩くこともあり、高座復帰に向け「正座の練習をしないといけない」と話していたという。
桂歌丸、執念の仕事復帰「1時間半前に退院して参りました」
あの芸人に苦言「何が芸なんですか」
落語家の桂歌丸(80)が17日、出演している日本テレビ系「もう笑点」(日曜、午後5時25分)に復帰し、報道陣の取材に応じた。
桂歌丸、アキラ100%チクリ「何が芸なんですか」 「もう笑点」復帰会見
日本語で笑いをとらない芸人が増えたと嘆き、「裸でお盆を持って」とお盆で股間を隠すパフォーマンスで人気のアキラ100%に対して苦言を呈した。
桂歌丸、アキラ100%チクリ「何が芸なんですか」 「もう笑点」復帰会見
「日本語というのは日本の文化じゃないですか。その文化を一番使っているのが我々噺家だと思いますよ。それを笑いにもっていっている」と語った後で、最近の芸人を見ての思いを口にした。
桂歌丸、アキラ100%チクリ「何が芸なんですか」 「もう笑点」復帰会見
「失礼ですけれども」と前置きした上で、「日本語を使わないで笑いを取っている芸能人の方が大勢いらっしゃるじゃないですか。これも言っちゃ失礼ですけど。裸でお盆を持って何が芸なんですか。頭の毛をこうやってやる(かきあげる)だけで何が芸なんですか」と具体的な名前こそ明らかにはしなかったが、1人はアキラ100%と分かる形で持論を述べた。
桂歌丸、アキラ100%チクリ「何が芸なんですか」 「もう笑点」復帰会見
「ああいうのを見て面白いな、うまいなと思われちゃ困るんですよ。日本の言葉を使って笑いを取るのが芸人であり、我々噺家だと思いますけどね」
桂歌丸、アキラ100%チクリ「何が芸なんですか」 「もう笑点」復帰会見
「おおいに日本人に聞いていただいて、日本語というものをもっともっと理解していただきたいと思います。ちょっと望みが大きいかもしれませんけど、そういう気でいますけどね」
桂歌丸、アキラ100%チクリ「何が芸なんですか」 「もう笑点」復帰会見