最後まで芸への執念持ち続け…桂歌丸さん「笑点」卒業後の壮絶な2年間

落語家の桂歌丸さんが亡くなりました。晩年は入退院を繰り返す状態でしたが、呼吸器をつけたまま高座に上がり続ける執念を見せていました。人気番組「笑点」卒業してから亡くなるまでの壮絶な2年間を振り返ります。

公開日:2018.7.3

2016年5月、歌丸さん「笑点」卒業

2016年5月1日デイリースポーツ紙面

 落語家の桂歌丸(79)が30日、東京・後楽園ホールで行われた日本テレビ系「笑点」の50周年記念スペシャル(5月15日放送)の公開収録に参加し、5月22日の生放送をもって同番組から退くことを発表した。

歌丸「笑点」引退79歳「体力の限界」

 歌丸は1966年5月15日の第1回放送から出演し、2006年5月21日、故五代目三遊亭円楽さんの後を継いで五代目司会者に就任。今後は「終身名誉司会者」に就任する。

歌丸「笑点」引退79歳「体力の限界」

 「体力の限界なんですね。歩くことが大変に苦しいんです」

歌丸「笑点」引退79歳「体力の限界」

 現メンバーで唯一、第1回から出演するだけに「正直言いまして、それは寂しいですよ。名前と顔を全国的に売り出してくださった番組ですので…」としみじみ。それでも「踏ん切りをつけないと席を譲ることはできませんので」と、後進への思いも吐露した。

歌丸「笑点」引退79歳「体力の限界」
2016年5月23日デイリースポーツ紙面

 落語家の桂歌丸(79)が22日、東京・麹町の日本テレビで同局系演芸番組「笑点」の生放送スペシャルに出演し、同番組への最後の出演を終えた。

歌丸、「笑点」勇退 後任は昇太

 放送中は冷静だった歌丸も、終了後には思わず落涙。後継となる6代目の司会者には大喜利レギュラーの春風亭昇太(56)が昇格し、29日の生放送から担当することも発表された。

歌丸、「笑点」勇退 後任は昇太

 大喜利では三遊亭円楽(66)との掛け合いなどで安定の笑いを提供。「私の最後の大喜利のお時間のようです。50年間本当にありがとうございました。厚く御礼を申し上げます」と締めくくった。

歌丸、「笑点」勇退 後任は昇太

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