人気俳優 ジェームズ・ボンド役断ったことに後悔なし
人気俳優のチャールズ・ダンス(78)は映画「007」ジェームズ・ボンド役を断ったことを後悔していないという。「ゲーム・オブ・スローンズ」のタイウィン・ラニスター役などで知られるチャールズ、1981年のロジャー・ムーア主演「007/ユア・アイズ・オンリー」で銀幕デビューし、1989年のテレビ映画「ゴールデン・アイ/もうひとりの007」では「ジェームズ・ボンド」シリーズの著者イアン・フレミングを演じていた。
そしてボンド役のスクリーンテストを受ける機会を与えられていたものの、それを断っていたそうで、デイリー・テレグラフ紙に対してチャールズは、当時自分の所属していた事務所から「役柄に固定される恐れがある」と助言を受けたことを告白、「事務所側の言うことは正しかったかもしれない。とはいえ、当時の私はボンド役を演じる準備ができていなかったよ。自信はあったが経験が足りず、台無しになっていただろう」と語った。
また、かつての自分と同じ赤毛のボンドの可能性についてチャールズは、「なぜダメなのか分からない。(1997年版テレビシリーズの「レベッカ」で)私がマキシム・ド・ウィンター役を演じた時は、赤毛のマキシムはありえないと言われた。一体なぜだ? 馬鹿げている」と続けた。
そんなチャールズは以前、メトロ紙のインタビューで体力面での懸念について聞かれ、「年を取るほどに、それだけ努力を重ねる必要があるってこと。適切な運動量を確保し、自己管理を徹底するだけだ。引退なんてしたくないね。俳優は引退すべきじゃない。引退したら、シワだらけの老人役を演じる人がいなくなる。続けなきゃいけないんだ!」と答えていた。
ちなみに一度ロンドンを離れサマセットに引っ越したチャールズだが、最初の数か月は良かったものの、仕事が何も無くなり恐くなったと明かしていた。
