人気デスメタルバンドのフロントマンが死去 52歳 稀少がんで闘病生活

 スウェーデンのデスメタルバンド「アット・ザ・ゲイツ」のフロントマンであるトーマス・リンドバーグさんが16日、52歳でこの世を去った。2023年から口腔と口蓋に発症した稀少がん「腺様嚢胞癌」の闘病生活を続けていたが、治療に伴う合併症により帰らぬ人となったという。バンドの公式声明では、「きみは僕たちのインスピレーションであり、思いやりと優しさに満ちた真の友人だった。きみの寛大さと創造的な魂は永遠に記憶されることだろう」と綴られている。

 音楽界からは追悼の声が相次いでいる。デスメタルバンド「アーチ・エネミー」のギタリストであるマイケル・アモットは「15歳の彼と18歳の僕、地下音楽に全てを捧げていた頃からの仲だった。2019年のツアーで再会できたのは本当に特別だった。今日、スウェーデン・デスメタル界の真のOGを失った」とインスタグラムに投稿した。

 プログレッシブ・メタルバンド「オーペス」のミカエル・オーカーフェルトは、初対面の90年代を振り返り「見た目は荒々しく、圧倒されるほどだったが、実際は驚くほど親切で温かい人物だった」と語る。「彼のステージは圧巻だった。音楽に完全に没入し、まるで音そのものになっていた」とその存在感を讃えた。

 また、「知的で、どんな話題にも耳を傾けてくれる人だった。教師という職業が影響していたのかもしれない」と述べ、「君は先駆的な音楽家であり、素晴らしいフロントマンであり、愛すべき人間だった。僕の敬意は、今もこれからも、絶え間なく流れ続ける」と故人を偲んだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

海外スターバックナンバー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス