人気ロックバンドのボーカル 血液がんで死去、66歳 30年にわたる闘病

 英ロックバンド「ジ・アラーム」のフロントマン、マイク・ピーターズさんが死去した。66歳だった。マイクは30年以上前にリンパ球性白血病と診断され、2024年9月には寛解状態にあったものの、翌月、悪性リンパ腫の一種であるリヒター症候群と診断され治療を開始していた。マイクは50公演のツアーを予定していたものの、病状の悪化により中止となっていた。

 生前マイクは妻ジュールズとともにラブ・ホープ・ストレングス・ファウンデーションを設立し、がん啓発活動に尽力、同団体が28日にマイクの訃報を発表した。

 ジ・アラームは1981年にウェールズのリールで結成され、当初はザ・トイレッツとしてパンクロックを演奏していたものの、のちにニューウェーブへとスタイルを変更、1983年にリリースした代表曲『68 Guns』は全英シングルチャートで17位を記録。1984年のデビューアルバム『アラーム宣言』は全英チャートで6位に入り、バンドは累計500万枚以上のアルバムセールスを記録した。また同バンドは、U2やボブ・ディランといった大物アーティストのサポートアクトも務めた。

 マイクはソロ活動も行い、ビッグ・カントリーのボーカリストを務めていたこともある。

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