ハマーホラー映画のヒロインが死去 新型コロナ感染から回復も「基礎疾患があった」

 バーバラ・シェリーが死去した。88歳だった。1950年代から60年代にかけてハマー・フィルム・プロダクション製作の数々のホラー映画にヒロインとして出演したバーバラ。代表作には「凶人ドラキュラ」「妖女ゴーゴン」「白夜の陰獣」「宇宙からの侵略生物」などがある。ちなみに、ハマーホラー以外にはイギリスのSFドラマ「ドクター・フー」の1エピソードで5代目ドクター、ピーター・デイヴィソンと共演していた。

 世界中のホラー映画ファンから悲しみの声が上がる中、バーバラのマネジャー、トーマス・ボイントン氏は追悼の言葉を述べた。「まさにハマーにおけるナンバーワンの主演女優で、ハマーのテクニカラー映画の女王でした。スクリーンの中の彼女はおとなしく邪悪でありました。彫刻のような美から動物的な野性まで表現するのです。ハマーのイベントやサイン会で常に人気の的であっただけではなく、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーのステージにも立ちました」「クリストファー・リーやピーター・カッシング、彼らとの仕事を愛していたのです」

 バーバラは最近、入院中の病院内で新型コロナウイルスに感染したものの、その後同感染症からは回復していたそうで、ボイントン氏は「コロナが彼女の命を奪ったわけではなく、基礎疾患があったのです」と続けた。

 そんなバーバラは以前、クリストファーやピーターらホラー映画のアイコンらと共演できたことについてこう振り返っていた。「彼らとの仕事は素晴らしかった。俳優としてとても華やかで、撮影のセットでも素敵な雰囲気があって、ユーモアも抜群だった。一緒に働いていた時、特にクリスのユーモアのセンスは素晴らしいものだったわ。撮影の前後で冗談を言い合ったものよ」(BANG Media International/デイリースポーツ)

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