福本清三さん死去 77歳、肺がんで…「5万回斬られた男」の異名

 時代劇の「斬られ役」で“5万回斬られた男”の異名を持つ俳優の福本清三(本名・橋本清三)さんが1日午後5時26分、肺がんのため京都市の自宅で死去したことが4日分かった。77歳。兵庫県出身。葬儀は故人の遺志により、すでに家族葬で執り行われている。

 関係者によると、5年ほど前から肺気腫を患い、その後、がんに発展。入退院を繰り返し、昨秋から自宅療養中だったという。

 福本さんは20代後半から「斬られ役のプロ」として時代劇を支え、2002年のハリウッド映画「ラストサムライ」では一切返答しない寡黙な侍として存在感を発揮した。

 04年には、自宅近くの京都・太秦の撮影所を舞台にした映画「太秦ライムライト」で、自身と重なる「斬られ役50年の大ベテラン」役で俳優人生55年目にして初主演。ファンタジア国際映画祭で日本人初の主演男優賞を受賞するなど花開いた。

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