真田広之 「5万回斬られた男に斬られた」…福本清三さんを悼む

 “5万回斬られた男”の異名を持ち、1日に肺がんのため亡くなった俳優・福本清三さんの訃報を受け、5日、真田広之が追悼コメントを発表した。

 10代の頃から幾度も共演しており「弛まぬ努力、卓越した技術、謙虚なお人柄、何一つ敵わない素晴らしい方でした」と回顧。自身のデビュー当時には「東映京都撮影所の予定表をチェックして、福本さんの殺陣があるセットをこっそり観に行って、刺激を頂いていました」と振り返った。

 ハリウッド映画「ラストサムライ」でも共演。「還暦を迎えられながら、変わらぬ存在感と心意気を世界に知らしめて下さいました。数多くの共演作品の中で福本さんと闘い、斬られたこともありました。今となっては、“五万回斬られた男に斬られた男”と言うのが、私の誇りです。三さんの志を受け継ぎ、日本の伝統美を絶やさぬ事が唯一、後輩に出来る御恩返しかと思われます。清三さん、長い間本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした!」とコメントしている。

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