ベテラン俳優に「金は払え」?冗談を交えた書簡で楽曲の無許可使用を指摘される

 ビル・マーレイがドゥ-ビー・ブラザーズに自身のゴルフブランド、ウィリアム・マーレイからシャツをプレゼントするようだ。同グループの担当弁護士のピーター・パテルノ氏は先週、ユーモアに富んだ手紙をビルに送り、その中で同ブランドのCMに楽曲「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」を無断で使用したと指摘。しかし、広告内の服が極端にダサくなければ問題はなかったとつづっていた。

 その手紙に対し、ビルの弁護士アレクサンダー・ヨッフェ氏は同グループの作品名を散りばめたユーモアに富んだ手紙で返答していた。「まず初めに、世界やこの国が笑いを必要な時に法の世界へ軽快さを持ってきたあなたに感謝します。あなたのクライアントの要求は途絶えることのないニュースの雑音を打ち消すもので、私たちがいかにライブ音楽を恋しがっているかを思い出させてくれました」「私たちのチーム、ウィリアム・マーレイ・ゴルフの皆はドゥービー・ブラザーズの音楽の大ファンです。裁判所でなく『ドゥ-ビー・“ストリート”』を選んでくれたことを感謝します。真面目な問題で裁判所は今、『ミニット・バイ・ミニット』(分刻み)に忙しいですからね」

 そして、ヨッフェ氏は、自分のワードローブの75%がウィリアム・マーレイのポロシャツやショーツ、パンツで構成されているとしてこうつづっている。「マーレイの有名な言葉があります。リラックスすれば全ては上手く行くということです。一杯ひっかけて最近リリースされた(4枚組)ボックスセット『クィアディオ』を聴きましょう。そして来年、通常に少し戻ってからドゥービー・ブラザーズの50周年記念のライブを見に行く」「あなたのクライアント(ドゥービー・ブラザーズ)はこの名曲(『リッスン・トゥ・ザ・ミュージック』)でこう述べています。人々に必要なのは笑顔の作り方だと。ビルもドゥービーも何十年に渡る世界クラスのエンターテイナーです」

 さらに、同氏は同ブランドの服を同グループと担当の弁護士に送るとしてこう続けていた。「シャツのサイズをお知らせください。あなた、トム・ジョンストン、パトリック・シモンズ、マイケル・マクドナルド、ジョン・マクフィーのサイズ、そして皆さんが『どうにか我慢できる』シャツをお選び下さい」「皆さんのワードローブを一新することができれば本望です。願わくば、皆さんひとりひとりがブランドの新しいファンになってくれることを願ってやみません。それこそが『ホワット・ア・フール・ビリーヴス』、この愚か者が思うことであります」

 一方のパテルノ氏からビルへあてられた手紙にはこう書かれていた。「いい曲です。あなたもわかっていますね。『ゼロ・ハックス・ギヴン』ゴルフシャツの広告で繰り返し使っていますし」「しかし、その使用にお金を払っていない。会社名を『ゼロ・バックス・ギヴン(支払いゼロ)』に変えてはどうでしょう」「アメリカの著作権法を持ち出したいですが、私は怠惰過ぎて、それを見ることもできません。そうして天罰が下ると警告するべきなのでしょうけど」「『ガーフィールド・ザ・ムービー』であなたは既にそんな感じでした。シャツがダサすぎなければ、大丈夫だったかもしれません。でも、事実ですからしょうがないですね。ジャン・ポール・サルトルの有名な言葉があります。『さようならゴルファー。金は払え!』」 (BANG Media International/デイリースポーツ)

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