映画「ブラック・クランズマン」の主演で知られる俳優のジョン・デヴィッド・ワシントンは昔、父親が監獄にいると嘘をついてしまったことがあるそうだ。名優デンゼル・ワシントンと女優ポーレッタとを両親に持つジョンだが、有名な両親を根拠に自分自身を評価してほしくないために嘘をついてしまったという。

　ジョンはミスター・ポーターにこう語っている。

　「僕はデンゼル・ワシントンの身内だ。僕の父親が誰なのか分かると、人がどうなるのか分かった。父親が建設作業員とか監獄にいると嘘をついたことがある。普通でいたかったからね。たとえ僕に才能があったとしても、それを真剣に受け取ってくれないと感じたんだ。父親のおかげだってね。だから、自分の父親が誰なのか隠したんだ。自己防衛だと思う」

　ブルックリンを拠点にしているジョンだが、コロナウイルスのパンデミック中は、両親と共にビバリーヒルズで隔離生活を送っているそうで、近所には弟や妹たちが住んでおり家族と一緒の時間を楽しんでいるという。「大好きだよ。僕の家族は良いハウスメートなんだ。彼らは楽しいよ。実際、時々僕の方が親のような気になるしね」とジョンは続けた。

　一方でジョンは「ブラック・ライブズ・マター」運動について、世界中からの大きな支持を元にした変革に期待しているという。（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ／デイリースポーツ）