アダム・ランバート、差別を受けている者たちに捧げた新曲「スーパーパワー」
アダム・ランバートが差別を受けている人々に捧げる新曲「スーパーパワー」をリリースした。クイーンのヴォーカルも務めるアダムは、2部構成のニューアルバム「ヴェルヴェット」のA面のオープニングを飾る同曲の裏にある意味を語った。
英ラジオ番組「キャピタル・ブレックファスト」に、ビデオ通話アプリ「フェイスタイム」を通して出演したアダムは「今世界中でおかしなことが沢山起こっている」「差別を受けたり、世間から排斥されたりしている人々が多くいると感じる」「そんな状況にある人々が、それを受け入れなくてもいいと思えるような歌を作りたかったんだ」
同曲の中でアダムは「魔女や悪魔、俺の往く道からどきな」と歌う。
ブルックリンの街並みを背景に撮影されたMVは、過去にはミーゴスやヤング・サグ、リル・ヤクティらの作品を手掛けたミリセント・へイルズが監督を担い製作された。同アルバムからは、すでに「カミン・イン・ホット」「ィール・サムシング」「ニュー・アイズ」がシングルカットされている。
一方、アダムは以前「ヴェルヴェット」は、チャート音楽に対する不満もインスピレーションの源となったと語っていた。ニューアルバムからのリードシングル「ニュー・アイズ」、そしてアルバム制作の際に影響を受けたアーティストについてアダムは、「プリンスっぽいのもあるし、ブルースもあるよ」「この曲もアルバム全体も、過去10年間トップ40を見聴きしてきたけど、全て同じように聞こえてきたことに不満を感じたってことに部分的に影響されている。この業界は例に従い模倣するっていうのが常だろ」「もっとオルタナティブな音楽を聴き始めたんだ」「非常に成功した曲とは言えないかもしれない。それでも、素晴らしい音楽、素晴らしいバンドと認識されている」
「テーム・インパラやザ・ブラック・キーズのようなバンドさ。曲が売れた時もあったけど、自らの道を進む(ユニークな)音楽スタイルを確立したバンドとして知られている。彼らは僕を含む多くのアーティストに影響を与えてきたよ」
「ヴェルヴェット:サイドA」は9月27日にリリース予定だ。(BANG Media International/デイリースポーツ)
