アンジェリーナ・ジョリー、タイム誌の寄稿編集者に就任

 アンジェリーナ・ジョリーがタイム誌の寄稿編集者に就任した。毎月同誌のクローバル版に掲載されることになるアンジェリーナの寄稿記事では、主に強制退去や紛争、人権などをテーマとするようだ。

 2012年から国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使を務めるアンジェリーナは世界難民の日である20日、「難民に対する責務」と題した記事を執筆し、こう綴っている。「武力衝突や迫害の兆候が見えた時、子供たちを有害な場所から連れ出そうとすることは、人間として自然な反応だ」「爆弾や集団レイプ、殺人部隊に怯え、人々は自分たちで運べるだけのわずかなものを掻き集め、安全を求める。難民とは、紛争から逃避することを選んだ人たちなのだ」「彼らは自分や家族を戦争から抜け出させ、しばしば自分たちの国の再建に協力する。これらは、称賛されるに値する」「今の時代、そんな難民がどうして否定的な意味合いを持っているのだろう。国境を封鎖し、難民を送り返すことを公約している政治家に投票が集まるのだろうか」

 またアンジェリーナは、移民や難民の違いについて、「今日、難民と移民の区別は不鮮明で、政治問題とされている。難民とは、迫害や戦争、暴力などを理由に、母国から逃げ出さなければならなかった人たちだ。移民は主に生活を良くするために、移住することを選んだ人たち。指導者たちの中には、難民と移民の定義をわざと区別せず、外国から来る全ての人々に対する心配を煽る敵意に満ちた言葉を使用している人がいる」「誰もが尊厳や公平な扱いを受けるべきだが、区別についてはっきりとさせる必要がある。国際法の下、難民を手助けすることは選択肢ではなく義務なのだ。難民を手助けするという私たちの責務を果たしながら、国境管理の強化や公平な移民政策を実行することは十分に可能だ」と続けている。

 さらにアンジェリーナは、18年前にUNCHRでの仕事を始めて以降、難民の数がおよそ4000万人から7000万人以上に増加したと明かし、安定した平和のために、リーダーシップと効果的な外交が必要だともしている。

 そんなアンジェリーナは今年4月、和平交渉においてアフガニスタンに住む女性たちに権限が与えるられることを呼び掛けるエッセイをタイム誌で発表していた。

(BANG Media International)

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